【和歌山移住6年目が語る】田舎暮らしの寂しさと、私が実践したおすすめ解決法

一人暮らしは自由ですが、時に寂しいです。私は和歌山での暮らしも間もなく6年目、こちらで後の夫となる人にも出会いましたが、それまでは木造古民家で一人暮らしでした。何度か引っ越しをしましたが、日の当たらない山村集落でポツンと一軒家のような場所で生活をしていたこともあります。
まだ一人暮らしの頃、2年前から勤めている会社も基本は定時退勤できますし、毎日オフ時間をたっぷり取ることが出来る。最高じゃん!と思うのですが、当時はこれと言った趣味もなく、暇な時間に何をして良いか分からなくて…一人で過ごすことが恐怖でしかありませんでした。
Googleの検索窓で「一人 暇 過ごし方」と何回調べたか分かりません。
そんな私が寂しさを解決するために取った具体的な方法と、どうして寂しかったのかを考察してみたいと思います。
目次
寂しさを解決するための工夫
田舎暮らしでの寂しさを感じたとき、何よりも重要なのは「自分に合った解消法」を見つけることです。ここでは私自身が試して効果を感じた方法をいくつかご紹介します。気軽に取り組めるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
BGMをかける
無音は寂しさの大敵。一人暮らしだと話し相手もいないので、「しーん」とした空間に居心地の悪さを感じることもあるでしょう。
そんな時私はよく好きな音楽やラジオをかけていました。音楽を聞きながらでも料理や掃除など作業系のタスクには手を着けられるし、何ならリズムに乗りながらの方がスムーズに進むことが多かったです。
これはきっと静かな図書館よりも人の声があるカフェの方が作業しやすい現象に似ていますね。
そういえば私が住んでいたのは木造家屋だったので、建材木材の伸縮による「木鳴り」にしょっちゅうビビってました。湿度の変化などで柱とか床がパキって鳴るアレです。BGMはそういうのもかき消す役割がありますよ(笑)
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これはながら作業は難しいかもしれないですが、没頭できる系としてはおススメです。のめり込んで気が付いたらあっという間に時間が過ぎていることもしばしば。好きなドラマや映画を見ていると、一人で悶々としていたことを忘れてしまいます。
ただ夢中になりすぎて睡眠不足に陥ることは注意してくださいね。私も「キム秘書は一体なぜ」が面白すぎて、翌日仕事があるのに徹夜してしまった時はさすがに焦りました。(筋金入りの恋愛ドラマ好き)
本を読む
自己成長の観点で言うとこれが一番おすすめかもしれないです。他の方も口を揃えておっしゃる通り、誰かの人生や頭の中を垣間見れる本はコスパ抜群の自己投資だと思います。
文字の本を読むのが苦手という人は漫画でも、結局好きなものならなんでも良いんですよ。自分のペースでゆっくり反芻できるから私は読書も大好きです。
本を読んでいる時は、歌詞の入っていない音楽とのコラボがおすすめですよ。
誰かと予定をたてる
私がご紹介する中で唯一の外出系ですね(笑)私が大阪に住んでいた時よく取っていた手法です。田舎でも友人とごはん行ったりはするんで。私も昨日、那智勝浦町在住の友人とランチ行きました。
ただ友人といると楽しいし、良くも悪くも自分のことをあまり考えなくて済むのですが、誰かと会うばかりにはならない方がベターかなぁと思ってます。休みのたびに毎回誰かと会うのはお金がかかりますし、自分を深める時間が取れないと向上できないというか…
たまに友人とごはんも行きつつ、一人きりで過ごす時間もバランスよく楽しんで頂ければと。一人の時間に何しようか悩んだ時は、先ほど申し上げた3つの方法を駆使してくださいね。
田舎暮らしで寂しさを感じた瞬間
田舎暮らしを始めて最初に直面するのは、都会生活との環境の違いです。特に私の場合、「この瞬間が一番寂しかった!」という具体的なエピソードがいくつかあります。そんなリアルな体験談をお話しします。
夜、一人でいるとき
私は移住先の和歌山県内で仕事を見つけ、一人暮らしの時は自宅から徒歩10分ほど(現在は車で約10分)の会社に勤務しています。
日中はお仕事で外にいる=誰かと交流していても、18時には退勤、18時半には帰宅することが出来ていました。
どれだけ遅くとも19時までには帰宅し、ご飯を食べてお風呂に入っても20時台。寝るには早すぎる…ありがたすぎる環境。
でも何をしたら良いのか分からない。本に手を伸ばしても寂しさに気が散って集中できないし、みたいな日々を過ごしていましたね。自宅にTVはなく、暇なので携帯でSNSパトロールばっかりしてました。
大阪にいる時は毎日飲み明かす日々でしたから暇だな~と思うこともなかったですが、いざ1人になってみると何をしたら良いか分からず、「私って趣味ないんだ…」と愕然としました。
Chat gptさんに「寂しい一人の夜の過ごし方」聞いてましたもん(笑)
実家や人の多い場所から戻った直後
先ほども触れましたが、やっぱり人の気配があった場所から自分ひとりだけの空間に移動する時に寂しさを感じます。
たとえば夜、大盛り上がり&楽しかった飲み会の後夜道を1人で歩いてる時とかも寂しくないですか?
私の実家には親の他によくしゃべる元気なインコ、それに割と大き目のTVがあったりで、常に何かしらの音が聞こえる状況でした。だからかTVもない、他の誰もいない空間が落ち着かなかったです(数日経ったら慣れることが多かったですが)
田舎暮らしが都会以上に寂しさを感じやすい理由
都会生活でも寂しさを感じることはありますが、田舎ではその感覚が一層強くなることがあります。
その理由を考えてみると、いくつかの共通点が見えてきました。田舎特有の環境が寂しさを増幅させる要因について掘り下げてみましょう。
夜が暗い、とにかく静か
何を当たり前のことを、と思われるかもしれませんが、田舎の夜は驚くほど暗いです。
都会住みの皆さんは夜でも街灯が道を照らしてくれるため問題なく外を歩けるでしょう。梅田や難波のような繁華街でなくても危険を感じるほどの暗さの場所はないんじゃないかと思います(実家付近を思い出しながら書いています)。他の通行人の方とすれ違うこともしょっちゅうありましたし。
一方で田舎は懐中電灯がないと周囲が何も見えません。まさに一寸先は闇って感じです。
しかも他の人の気配もないので、聞こえるのは風の音か野生動物の鳴き声だけ。私もこちらに住んで痛感しましたが、周りに人間の気配がないと人間不安になるのかもしれないですね。
遊びに行ける場所の少なさ
私の場合は、「遊びに行く≒飲みに行く」だったんでお店がいっぱいある都会では毎日のように出かけ、暇をすることがありませんでした。その代わり、湯水のようにお金を使いましたが…。
田舎は…飲みに行ける場所がもしくは少ないです。まず車移動だと出先で飲酒できないですしね。
知り合いが少ないこと
別にお酒絡みじゃなくても友人に会いにいくだけでも良いのでは?というご指摘、するどい。
それが近所に誰も知り合いいなかったんですよ…私が寂しさに打ちひしがれていた時はちょうど新天地にやってきて間もない頃で。
つまりは、時間を一緒に潰してくれる他の誰かに頼るという方法が使えなかった=一人で楽しむ方法を見つけるしかなかった訳です。
おわりに
自分のためだけに時間を使えるというのは、本来とても素晴らしいことのはず。頭では分かっていても、なんだか落ち着いて過ごせない気持ち、とても共感します。
私も大阪から和歌山にやってきた最初の頃は寂しくて居心地が悪かったからです。
それはなぜか。田舎には身近に娯楽がないから?
違います。
これまでずっと周りの人や自分の外側ばかり見ていて、自分の内面に向き合ってこなかったからだと思います。
「時間はあるけど何をしたら良いか分からない」それは「自分が何を好きだと思うのかを知らない」と同じ意味です。
かつでの私のように寂しさに一人打ちひしがれている方、他の誰かで自分を埋めようとしてないですか?
本記事でご紹介した内容が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ふと気づいたらいつの間にか気にならなくなっていますよ。今では一人の時間サイコー!って思ってます。皆さんが一人時間を楽しめるようになることを応援しています。