地方移住に失敗する人の特徴とは?
こんにちは、大阪から和歌山へ単身Iターン移住したアヤと申します。
地方には私と同じように都会からIターン移住してくる若者も多いですが、移住してきてから数ヵ月~1年以内で元の場所へ帰ってしまう人がいるのも事実です。
かくいう私も1度はやむを得ず山村暮らしを離脱した身なのです。。詳細エピソードはコチラ
数十年前によそからやってきてすっかり地元に馴染んでいる人もいれば、なかなか定着できない若手移住者も一定数いる。この違いは一体なんでしょうか。
私は実際にどちらのパターンも見て来ましたので、地方移住に失敗する人の特徴について私の考察をもとにお話しようと思います。
仕事がオンラインベースになり住む場所の縛りが解けてきた今、これから地方移住を検討されている方のご参考になれば嬉しいです。
目次
コロナ禍の今、注目を集める地方移住
ここ2年で一気にあらゆることが非対面接触・オンライン化し、私も含めて自宅から仕事が出来る人が増えてきたように思います。
エンジニアでも何でもない私がこんな働き方をしているとは、2年前は全く予想していませんでした。
どこにいるかはあまり重要ではなくなってきた今、オフィスに出社する必要がなくなり
「コンクリートジャングルから自然の溢れる地方に移住したい!」
とお考えの方もいらっしゃるでしょう。
田舎暮らし当事者としては、その背中を押したい気持ちでいっぱいです。
ただし、地方には都会にないメリットがある一方、デメリットとなりうる要素も当然あります。メリットとデメリットの両方の側面を理解しておきましょう。
移住後のミスマッチは移住者本人だけでなく住民の方にも迷惑となってしまうので、そうならない為にも。です。
地方移住に失敗する人の特徴
改めて、地方移住の失敗とは何を指すか?
地方移住の失敗とはつまり、移住後の生活に満足できずにその場所を去ってしまうこと。
だと私は解釈しています。
田舎暮らしに憧れて移住しても、後から「こんなはずじゃなかった」とご縁が出来た地域をキライになってしまっては…勿体ないですよね。
地方移住に失敗してしまう人の特徴をこれから5つご紹介しますので、自分が当てはまっていないか?確認しながら見て行きましょう。
せっかく環境を変えるという大きな決断をするんですから、その地で自分の望むライフスタイルを楽しめるのが理想です。
都会と同じ給与水準を求める
「えぇ、こんだけ…!?」
地方の給与水準は都会のそれと比べるとどうしても低くなってしまいます。
代わりに家賃が抑えられるとは言え、車のガソリン代を始め、住むことになる古民家改修費など都会とは違う種類の出費があるのも事実です。
「家賃が安くなる」というメリットに惹かれてやって来たけれど、思った以上に収入が低くて愕然としたなんて話はよく聞きます。移住後にその地域で仕事をする予定の方は、その収入だけでゆとりのある生活が出来るかシュミレーションして見てください。
固定費が安くなるメリットは大きいので、稼ぐ力を高めることが出来れば御の字です。
移住する前にブログやyoutube他何かしらの副業を育てておくか、都会(移住前)のフルリモートの仕事を地方へ持ってこれるのが理想と言えますね。
ざっくりイメージ
都会:(高)給与 (高)固定費
田舎:(低)給与 (低)固定費
コミュ障
地方の人間関係は良くも悪くも濃密です。人によっては近所のおばあちゃんが焼いてくれる世話を「過干渉」と捉えてしまい、近所の人と会うのが億劫になってしまうかもしれません。
▼私も一時期は人に会わないように山奥で忍者のように生きてました
「人となるべく関わりたくない」「話すのは家族や親しい人だけで十分」というオフラインコミュニケーション消極勢の皆さんに、地方移住はあまりおすすめできないかも…。
受け身で積極性に乏しい
学校・仕事・遊ぶ場所など、都会は何かと選択肢が“ありすぎる”印象ですが、逆に田舎は“なさすぎる”傾向にあります。
刺激的な娯楽の代わりに、田園風景と一面の星空が目の前に広がっています。その雄大な景色に最初こそ感動しても、毎日見ていると次第に慣れてしまうのが人間の常というもの。
憧れの末手に入れた穏やかなスローライフは、主体性なく漫然と過ごしていると何も変化のない単調な生活となります。
残念ながら誰かが変化を起こしてくれるのをただ待っているだけでは何も起きませんし、
田舎暮らしには足りないものを挙げると枚挙に暇がありません。
日々の生活を楽しむには、自分が欲しいと思うモノが無くても「よし、じゃあ作ろう!」ぐらいのバイタリティと創造性が求められます。何も行動を起こさない人に限って欲しいモノははっきりしていないし、「ここはつまらない」と現状の文句を言いがちなんですよね…。
とにかく勢いで地方移住を決めるのはちょっと待った。
「自分がどんな生活をしたいか?」を徹底的にイメージしましょう。
やりたいことは明確に分からないけど、「とにかく現状がいや」「なるべく何もしたくない」という人は移住を考え直した方が良いと思います。
ひとりで過ごせない
冬は特にそうですが、田舎の夜は長いです。夜のとばりが下りるのも早く、遅い時間に
出歩く人はほとんどいません。(山間部では16時前に日が陰り始めます⛰)
なので一人暮らしをしていると退屈だし、無性に寂しくなる瞬間はあります。
クリスマスイブの寒い夜に山間部で一人の時は堪えた。。「クリぼっち 過ごし方」でずっとブラウザ検索してた。
夜だけに限らず、都会に比べて時間的ゆとりが出来やすいのが地方移住の特徴かなと。そういう時にひとりのおうち時間を楽しめる趣味が有るかどうかで充実度が全然違ってくると思います。
一度現在のご自分のライフスタイルを見直してみて、自分ひとりでも楽しめる趣味があるか考えてみてください。私は自分ひとりで楽しめる趣味が無かったことに、移住してから気づかされました;;
「こんな趣味あるって言ったらイケてるかな?」ではなく、自分が心から楽しめるものを育てておきましょう。
誰かと飲みに行く~とか他者ありきのエンタメは、移住後は享受できないと思って良いです。
生活能力が極端に低い(自炊をしない等)
地方には24時間営業のスーパーやコンビニが近くにないことがほとんどです。
冷蔵庫に何もないことに気づいたのが夜で、町内のどのお店も閉店している時間。
もし材料があったとしても、今から料理をする気にならない。あぁめんどくさい…。
「コンビニあったらおにぎりでも買うんだけどな」と悪態を付きながらお酒を口に運ぶ。
私はこのパターンで幾度となく食事をスキップし、次第に瘦せこけて行った結果体調を崩しました。(Paypayの買い物履歴は車で40分程の距離にあるローソンばかり…)
言うまでもなく体は資本です。健康でなければ何もできません!
田舎暮らしは、衣食住を自分好みにアップデート出来る人には楽しいと思います。しかし衣食住に興味がなく、「空腹が満たせたら何でも良い/着れたら何でも良い」と思っている人にはあまり魅力的とは言えないでしょう。
実家暮らしが長く「何でもやってもらって当たり前」だった私には正直過酷でした(笑)
地方移住に失敗しないために
いかがでしたでしょうか?実は上記で述べた5つすべて、私に当てはまっていてヒヤッとしました。。このことについてはまた書こうと思いますが、実は今場所に居続ける理由や意味を模索している現段階なんですよね。
とまぁそれはさておき、地方移住に失敗しない為に必要なマインドは2つあると思っています。
・都会からの移住者=お客様ではない
都会から来てやったぜ~感はご法度!地域の「仲間になる」意識を持ちましょう。
・「足るを知る」精神
無いものばかりに注目していては楽しくありません。
です。
以上を忘れずにいれば、移住先でも楽しめるはずですよ☺
皆さまが新天地で素敵な新生活を送れることを陰ながら祈っております!
それでは、また。