地方移住・Iターンの際に捨てるべき先入観3選
こんにちは。アヤです。
20代半ばまでぬくぬく過ごしていた実家を飛び出し、
現在は紀伊半島の山奥⛰にて、一人暮らしをしているアラサー女です。
お察しの通り、私の生活能力の低さは自明です!(見栄を張る所ではない)
最近ブログのテーマ迷走してて、下書きだけがどんどん増えている状況だったけど今後は
地方移住(紀伊半島)×フリーランス×ASD
に絞って記事を書いてみようかと思います!
今でも時おり大阪の実家と行き来はしていますが、こちらに移住してから計2年になろうとしています。住民票も移してるから、私は関係人口寄りの定住人口って感じですね。
2年ほど田舎暮らしをしてみた結果、
ぶっちゃけ地方で暮らすってラクじゃないよね…!
という結論に達しました。
コロナ禍で地方や郊外に拠点を移したという方もいますし、これから移住を検討されてる方もいるでしょう。
実は私も住むこの町に移住してきた若い人が一気に増えて、そして一気に減った時期があったんです。いや、めちゃくちゃ寂しいよ~。
私は思いました。移住してから「こんなはずじゃなかった!」と思う人を減らしたい。
今日は地方移住における禁止事項【マインド編】について、主観でお話します!
エリアによって事情は千差万別。“田舎”“地方”と一概には言えない部分はありますが
都市部から地方へ移住を検討されている方のお役に立てれば幸いです。
目次
移住する際に捨てたいマインド3つ
では1つめからさっそく行きましょう!
ないものばかりを探してテンション下がる
当たり前ですが、地方には「無い」ものが多いです。
例えば、スーパーマーケットや飲食店がその代表例。
商店の数が少ない上に、その多くが夕方には閉まります。
私の住んでいる町にも小さな商店が3軒ありますが、どこも18時半や19時で閉まります。
店の前まで行って「お!不定休か…!」ということも普通にあります。
24時間空いているコンビニまで行こうと思うと車を40分走らせないといけません。;
徒歩圏内にスーパーやコンビニがいくつもあって当たり前、という都会の常識は通用しません。
確かに地方では、都市部に比べると不便を感じるシーンは多いのが事実です。
ですが、「あれもない、これもない」というないないづくしになってしまっては、
せっかく移住してきても暮らしを楽しむことが出来なくなってしまいます。
移住して失ったものを列挙するのをやめて、手に入れたものに目を向けましょう。
例えば、自由な時間。
夜遅く営業しているお店がほとんどないので、自ずと家の中で過ごす時間が長くなります。
そこで生まれた時間を使って
リモートのお仕事をしたり、本を読んだり、ブログを書いたりできるのです。
私も大阪にいる時はほとんど家に居ず散財しまくってました。実家だということを良いことに。飲み屋を3~4軒まわって終電逃してタクシーで帰ったりね…。
何が言いたいかと言うと。何も得ないまま、時間とお金を失うということがなくなる。生産的になれるんですよー。
自由な時間はまさしく地方に「有る」ものです。
有り余る程の時間があっても何をしたら良いか困ってしまうかもしれない?
本とブログがあれば大丈夫じゃないかなぁ…あとギターとか何か楽器があれば。
今よりラクになるという漠然とした期待
朝は鳥のさえずりで起床し、美味しい空気を吸いながら木々の中を散歩。
仕事の後は温泉に体を沈め、夜には満天の星空を見上げる…。
上の2行の文章は、実際に私が生活の中でしていることです。(出不精なので散歩はたまにだけれど)
これだけ聞くと「いいなぁ!!」「地方に住みたい!」と思う人も多いはず。
ですが上記は生活の一部分を切り抜いているだけ。きれいな部分だけを切り取れば上記のように表現できます。
現実には、こんな感じ。
・築数十年の木造戸建て。朝夕は寒い。
・お手洗いは汲み取り式、俗に言うポットン便所。
・山あいのため、11月現在、午後3時半には薄暗くなってきます。
・家周りの雑草は定期的に刈らないとボーボーになるし、夏時期に見かける虫たちは大きくて元気です。
どう思いましたか?
田舎で理想のライフスタイルを送る自分の姿を想像されていることと思いますが、
地方移住=いまよりラクになる
というのは大きな誤りです。すべきことの内容が変わるだけなんですね。
地方に移住してからは、別の種類の大変さがある
ということを理解しておきましょう。
毎日満員電車で通勤するのが耐えられない。
朝から終電まで働きどおしで疲弊している。
自分が自分でないみたい。
こんな状況からは卒業できます。
移住したら自由になって何でもできる!
移住先でやりたいことがたくさんあるのは素敵なことですが、思うほどすべてが自由にはなりませんよ。
とりあえずいきなり始めるのはちょっと待った。アクセルを深く踏んで急発進する前に、まずは周囲の確認。地域のこと・ずっと前から暮らしてきた地元の人たちのことを尊重しましょう。
(一人で完結することや、地元の人が関与しない内容ならそこまで神経質にならなくても良いかもしれないけれど…)
多少なりとも地域の人々に関係するなら、自分のやりたいことを周囲に説明し、それが地域のニーズに合うかどうかを先に確認したほうがベターかもしれない。
ある程度は仕方ないけど、地元民と移住者との間の溝を深めてしまう可能性があります。
都会からやってきた人がよくわからないことを始めているわ、と。
私もこんな田舎に何しに来たの?って何回も言われたことある><
地域には、地元の人たちが長い時間をかけて構築してきた営みがあります。
よそからやってきたばかりのあなたの思い通りにいくことばかりではありません。
まずは郷に入っては郷に従え。
「ここではこうするのが普通なんだな」と一つ一つ謙虚な姿勢で確認していきましょう。
自分がこれまで抱いてきた当たり前と違う当たり前を楽しめる柔軟性があれば大丈夫です!
周囲の人に感謝と尊敬を持って接する気持ちを忘れずに。
人生とは自分の“快”を見つける旅
地方移住はビッグイベントです。
せっかく一大決心をして移住してきたのに、合わなくて短期間で帰ってしまう人。
周囲との人間関係。仕事の都合。家庭の事情。原因はさまざまです。
本人が地域に合わせようと努力をしても、上手くいかないこともあります。
少なくとも自分の固定概念を押し付けず、ものごとを柔軟に受け入れる姿勢があれば
どこに行ったとしても移住先でバチバチの衝突は避けられるはずです。
一番大切なのは自分が楽しいと思えるかどうか。そのためにも、まずは自分のそばにいる周りの人に楽しんでもらう努力を惜しむべきではありません。
皆さまが理想のライフスタイルに辿りつけることを切に願います!