明日から本宮祭りだぁ

ここ和歌山県田辺市本宮町では、4月13日・14日・15日の3日間にわたって開催される祭事があります。

その名も熊野本宮大社の例大祭『本宮祭り』

そ、そのまま…

これでも一応、観光協会の職員なので、本宮祭りの概要を解説したいと思います。

コロナの感染者が増えてきている最中で気易く「来てねー」とはいい辛いのが正直なところではありますが、

個人的に思い入れのあるイベントなので解説させて貰います!

本宮祭りの概要

熊野本宮大社の主催神・家津美御子ミコト大神(けつみこのおおかみ=スサノオノミコト)の故事に習い、五穀豊穣を祈る祭典。

昨年はコロナウイルスの影響により神事が一部中止でしたが、今年は人数制限などの対策を講じつつ執り行われます。→祭事の模様は熊野本宮大社の公式Youtubeで配信されます。初の試み!

そして実は、、、一昨年は私も宿の女将として参加させて頂いておりました。

(一昨年の湯登り神事の写真)

4月10日に大阪から湯の峰に引っ越してきて、3日後にわけもわからず女将の会の法被を着たのが記憶に新しいです。そしてまたこうして戻ってきたんだから、人生って不思議だなー。

13日のスケジュール

例大祭は「湯登神事(ゆのぼり・しんじ)」で幕を開ける。

湯登神事とは?

父が肩に稚児(ちご)を乗せ、熊野古道中辺路の大日越を歩いて熊野本宮大社から湯の峰へやってくるというもの。

その間、父は稚児を地面に下すことはできない。これ、結構キツイと思うぞ…。

湯の峰に到着した父子は老舗旅館あづまやで昼食を取り、「湯垢離(ゆごり)」を行います。

その後、湯の峰王子にて八裁(やさばき)神事などを行い、大日越を歩いて本宮へ戻ります。

午後5時30分からは、神職・稚児・総代等が行列を組み、神楽を歌い、太鼓をたたきながら御旅所を巡り、例大祭りの平穏無事を祈念します。

14日のスケジュール

海上安全と大漁を祈念する祭典「船玉大祭」と神職のみの「前夜祭」が執り行われる。

15日のスケジュール

・本殿祭(午前10時~)

御祭神の神徳を称え、国家安泰・国民平安を祈念する年に一度の祭典

・渡御祭(午後1時~)

御祭神の御霊を還した神輿を中心に、行列を組んで御旅所を巡る祭典。熊野本宮大社の旧社地・大斎原では巫女舞・御田植神事・護摩焚きが行われる。

・還御祭(午後4時~)

御祭神の御霊を場所にお返しする、例大祭の締めくくり。

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