用意された選択肢から何も選べない理由
こんにちは!AYAです。
かつては漁師町として栄えた本州最南端の小さな町に暮らしています。
高齢化に伴い、長年愛されてきた個人商店が続々と幕を下ろす…
悲しいですが、これが田舎の現実です。
例えば魚屋さん、果物屋さん、金物屋さん、カラオケスナック…などなど。
仲良くなった地元の方たちに「昔はここでお店やってた」と自宅の一角を見せて頂くこともあります。
大手スーパー(たとえばイ〇ン、ㇻ〇フ)などに代表される複合施設が登場する前は、こうして取り扱う商品ごとに専門のお店が分かれてあったんですよね。
なんだか電話しかできなかった電話機がメール機能も身に着け、写真も撮れるようになり、好きなゲームなんかも楽しめるようになった現象に似ている…
鞄のように思い電話機(電話のみ)が、たった30年で数十の機能を併せ持つスマホに変貌した歴史を想起させました。
一か所に全てが集約されていることはメリットでもあり、デメリットでもあります。
とりあえずそこにいけばなんでもあるという事実が、自分が本当は何を欲しているか分からなくさせている気がします。
カレーを作るためにお肉が欲しいからお肉屋さんに行ったし、本を読みたいから本屋さんに行くんですよね。(何を当たり前のことを)
全てが揃っている環境下で、私たちは何が欲しいか分からなくなってる気がして。
「1つのことに集中できない」を助長している気がします。
さらなる機能を実装し続けるスマホが高価になるのも納得。
すごいことだけど、それが本当に自分に必要なのか考えたほうが良いかも。