[LGBT] あの人がノンバイナリー!?それがどうした。日本はオードリー・タン氏を見習うべき。
誰がどんなセクシュアリティであろうが、関係なかろう!というだけの主張及び戯言です。
ちなみにノンバイナリーとは、自分の性的指向や性自認を男女の二元論に当てはめないことです。
強い雨が降り続き、ムシムシの今日はゆず酒のソーダ割り飲みながらブログ書いてます。ほろ酔いです。
突然ですが、あなたの中の男性と女性の割合はどのくらいですか?
生物学的に男性でも「女性100%」と答える人もいるかもしれないし、「50%50%ぐらいかな」と答える女性もいるでしょう。
本来、人の数だけあるはずの性自認や性的指向。しかしながら、「男か女」の二元論では大別できない個々のアイデンティティの存在が、顕在化してきたのはごくごく最近の話。「LGBT」というワードが聞かれるようになってきて久しいですね。日本でも性的マイノリティの認知度が高まってきたのは素直に喜ばしいことだとは思う。
本当、、、やっとだねー。同性パートナーシップ証明書を発行している自治体もある。でも法整備はまだまだ。同性婚を認める法律は当分できなさそうだなー。というのが海外かぶれしてる私の率直な感想。
「彼氏はいるの?」ではなく、「恋人はいるの?」という聞いてくる外国人の友達に囲まれている私には、男か女のどちらかを選ばないといけない状況にははなはだ疑問でしかない。てか、何十億いる個体を綺麗に男・女の2種類に大別しようとするのがそもそも無理ゲーだよねぇ。
まず周囲に認知されるか如何に関わらずLGBT当事者たちはごく当たり前に存在してきたのだから、世紀の大発見!今こそダイバーシティの時代!!!みたいに過剰に騒ぎ立てることでもないと思うんですが…。
まぁ実際のところ、人生の先輩方にとっては新しい概念であることは間違いないよ…。横文字やカタカナばかりで「何のこっちゃ」「本来意味する所がわからない」と頭を抱える人も結構多いから。
数十年前よりはるかに当事者たちがカミングアウトしやすい環境になってきたけれど、今の日本においては「LGBT」という言葉だけが宙に浮いている感は否めません。
とはいえ、社会に存在している概念にしっくり来ず、自分自身をどこにもカテゴライズできないのは苦しいことです。めちゃめちゃわかる。ノンセクシュアル寄りのバイである私もそうでしたから。
世界のLGBTの現状
諸外国と比較してみるとどうだろう。
2001年、オランダでは世界で最も早く同性婚が合法と認められました。
2021年、日本ではLGBT理解増進法案が国会に提出されず、見送られました(絶句)
え、待って待って。
どこかで読んだことある文章に日本がヨーロッパより20年遅れてるってあった。マジじゃん。
字面だけ見ると、同性婚はおろか、LGBTの理解を増進することすら認められなかったの?ってなってしまいそう。私もまだまだ不勉強ですし、法案について触れることはここでは避けますが。
EMA日本によると、同性婚および登録パートナーシップなど同性カップルの権利を保障する制度を持つ国・地域は世界中の約20%の国・地域に及んでいます。
世界経済フォーラム(WEF)は3月30日、各国のジェンダー不平等状況を分析した「世界ジェンダー・ギャップ報告書(Global Gender Gap Report)2021」を発表し、毎年発表している2021年版「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」を公表しました。これによると、日本のランキングは120位。G7のうちダントツで最下位という不名誉な結果になりました。引用元
ちなみにG7の中で同性婚が認められていないのは日本だけです。
[本邦初公開] 私のセクシュアルアイデンティティ
ここで自分の話をさせて頂きますと、冒頭でも述べた通り、私は現段階でノンセクシュアル寄りのバイだと自覚しています。
要するに、男女ともに恋愛感情を抱く。けれどもセッ●スはしたくないということです。
(googleさんを怒らせないレベルの表現に抑えとかないと…)
恋愛は追われるよりもどちらかと言うと追いかけたい派だし、強引に迫られてイラっとはしてもキュンと来ることはない。
デートして、夜になり、いい雰囲気になり…本能優位になった男性に鼻息荒く組み敷かれるなんてもっての他な訳です。(あ、やばい。嫌なこと思い出しそう)
私が心の底から惚れた!好きーーー!と思った人に対しても発動してしまうんだから、今まで本当に苦労しました。女の子に迫られた時も同様の反応が出ました。自分から誰かに迫りたい、迫られたいと思ったことがただの一度もない。
学生時代に付き合っていた元カレの家に泊まり、事を致そうとしてきた彼に拒絶反応を示した私。「男性に下心があるのは普通のことだよね、ごめんね」と言ったら「下心って…」と相当ショックを受けていました。
好きになることと、事を致すことは一連の流れ。同一線上にあるという固定観念に同意できない自分の本心にすごく葛藤しました。ビースト(野獣)化してしまう意中の人を受け入れられないのは、俗に言う蛙化現象にも近いかもしれない。
この感覚が一般的なものではないことを理解しつつも、昔からどう説明したら良いかもわからなくて。私が身にまとう服は黒、ベージュが多く、外見はいつも中性的でいます。
今思えば、こういうのを人にちゃんと話したことってないなー。
性自認や性的指向も人の数だけある
私とは逆パターンで、強すぎる性欲に悩んでいる人だっているだろうし、
生物ではなく、無機物に興奮を覚える人だっている訳じゃないですか。
男性に見える人でも、生物学的には女性で、異性装を好むクロスドレッサーかもしれない。
女性として生を受けたトランスジェンダーかもしれない。
自分のセクシュアリティをどう位置づけるかは本人にしか決められず、他者が外見だけでは判断できるものではありません。あなたはあなた、私は私でしかないのです。どこまで行っても絶対に自分自身から逃げることはできない。
他の人の性的指向や性自認を見た目だけで決めつけることはやめましょう…!!
今日はアイリス・チュウ氏が書いたAuオードリー・タン 天才IT相7つの顔📚
を読んだから、LGBTの話をさせて頂きました。オードリー・タン氏って誰?
台湾のIT大臣として活躍するオードリー・タン氏(39)。中国語と英語を操るIQ180の天才。プログラマーでもあります。
タン氏は男性として生まれたトランスジェンダー女性であることを公開しています。
台湾の中区に入閣した時も、人事資料の性別欄には「無」と記入したとか。
「私は、自分がしたいことをする。それが男性のすることか、女性のすることか、などと考える必要はない。」
Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔
「人はデフォルトでその人自身なのであって、特定の性別ではない。」
Au オードリー・タン 天才IT相7つの顔
など、数々の名言を残しています。日本は彼女のマインドセットから見習うべきところ多いよなー。
最近ではコロナ禍中、各店舗が保有するマスクの在庫を国民に可視化するシステムを作ったことで有名。
めちゃくちゃすごい人だけど、苦悩を抱えた過去を乗り越えて活躍できているところに尊敬でしかない。
彼女のバイオグラフィーから台湾の魅力にも迫ることができます。
「透明性」「政府が何をやっているか国民にわかりやすくすること」に常にこだわるタンさんの姿勢は圧巻です!ぜひ、読んでみてねー!
備考:地方でLGBTは生きにくい?
私の体感ですが、そんなことはないです。地方によって違うだろうけど、本宮は全然そんなことない。割と先進的!
あなたがノンバイナリーでも、xジェンダーでも、シスでヘテロでも、事実なんだから。それ以上でも以下でもない。
他の誰にも異論や反論を唱えることはできない。
そもそも、マイノリティーが本質をひた隠しにして、居心地の悪さを覚えないといけない状況自体がナンセンスなんだよなぁ。
Aya’s Bar MILIEUもこーいう話が出来る場所にしたいな。それでは、おやすみなさい。