どうしたら異なる性格を持つ人間同士はうまくやっていけるのか、一匹狼なりに考えてみた。
こんにちは、件の事情により大阪の実家で籠城生活を送っているアヤです。
9月には元居た和歌山の山奥へ帰れるはず…。村八分解けてるはず…。ワクチン接種券、長らく放ったらかしにしてましたが、やっと本宮町内の病院に予約の電話しました。
今回は、両親だったり、ゲストハウス時代の元同僚との関係性について触れながら、いかにしてタイプの全く異なる人間同士が上手くやっていけるのか?についてグダグダ喋ろうと思います。あ、暇ですよ。はい。
突然ですが、私はこの場で断言します。人間の悩みのタネのほとんど、いや全てが他者との人間関係である、ということを。
まぁ当たり前ですよね。
同じ事象を目の当たりにしても、自分と他の人とでは見る角度・受け取り方が違うのですから。
着眼点の違いから、そもそもの議論がかみ合わないなんてことも、珍しくないはず。
そんな認識の齟齬を解消するために、どうしたらいいか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
まず、私が生まれた時から一番身近にいる大人:両親の話をしたいと思います。
あまりにも対照的な父と母
うちの父と母は1mmもカスる所がないぐらい、ほんとーーーーに真逆です。
バツ2の父(79)は破天荒で超遊び人。泥酔して路上で寝ている所を拾われて、救急車で帰宅したことも何度か。今も友人たちとボーリングやソフトボールに明け暮れています。
母(52)はド真面目な公務員。飲みに行くことはおろか、「落ち着いて食事できないから」と一人で飲食店に入ることすらしません。
最近は腰のヘルニアが悪化して余計身動きがとりにくくなってますが、そうでなくても動くのが嫌いでインドア。毎日iphoneにダウンロードしたゲームをプレイしながら寝落ちしています。
2人はタイプが違い過ぎるせいでいつも取るに足らないことで揉めてます。「また競艇行ったの!?」とか、私が子供だった20数年以上前からマジで喧嘩の内容一緒。どうして結婚することにしたのか到底理解できませんでした。小学生の時何回「別れたら?」って両親に言ったか…それでも30年別れてないから凄いと思う(笑)
2人に類似点があるとしたら、動物好きなことぐらい。実家にはハムスターとインコとメダカと、先月末までは犬もいました。
→私は和歌山にいて犬の最期を看取れなかったけど、両親から訃報を聞いて車中で泣きました…。
いいですか?組織の最小単位は2人から。娘の目線から両親をちょっと分析してみました。
どちらが欠けてもダメ
私がこの世に生を受けた時点で父は51歳でした。父の半世紀を知らないわけですが、今で言う所の“フリーター”のようなものだったと認識しています。
ギャンブルにのめりこみ、借金まみれで、ロクにご飯も食べられず…。
手堅い職に就き、経済的に安定している母に会って借金を返すヘルプを受けられなければ、今頃おっ〇んでいたとしても不思議ではない、と本人談です。
一方、母の保守的っぷりは上の項目で記述した通りです。高校を卒業してすぐ~30年以上、家族のためにずっと休むことなく働き続けています。
マックでテイクアウトはしても入店して飲食はしない。知らないお店に一人で入ることなんて絶対できない。遊ぶって何?状態。
母にとっては、父に連れていかれた場所が知っている全て。父がいなければ、友達もできず孤独な毎日だったかもしれない。
ちなみに私のマインドは父よりで、好きなことをさせてもらってます。来年で30歳にも関わらずフラフラしてる私を咎めることなく応援してくれて本当にありがとうございます。
MBTI診断 & エニアグラム
「ちょっとこの診断やってみてよ」
当時私が凝っていた心理分析。90~100の質問に答えて、自分の性格傾向を導き出すという心理テスト。
両親の心理分析結果が気になった私は早速2人にもすすめましたが、
父は老眼のためディスプレイが見えず、母は「そんなに沢山の質問に答えるのが面倒くさい」と言って取り合ってくれませんでした。
おい…なんて非協力的な(~_~)
ですので、2人の診断結果をもとにお話しすることができないことをお許しくださいませ。
なお、エニアグラムは人間の性格を主に9種、MBTI診断は16種に大別したものです。
各タイプとの相性も出てすごく面白いので、ぜひやってみて欲しいです。無料でできます。
ゲストハウス時代の同僚
ひとつ面白かった話をします。私の父と母の馬が合っている(?)ように、私にもタイプが正反対の人と打ち解けた経験があるのです。
2015年末~4年半ゲストハウスで働いてる時です。こちらの記事 ゲストハウスって何ですか? でもお話したことのあるミカさんです。
ミカさんは私と同じ大学の1年先輩で、可愛らしい見た目に反して非常に根性のある方です。
MBTI診断では私は INTJ という結果だったのですが、ミカさんはINTJと最も相性が悪いとされる ESFPでした(笑)
公式サイトによると、INTJは建築家タイプ、ESFPはエンターテイナータイプとされております。
ざっくりいうと私は根性論が嫌いな研究者タイプ、ミカさんはバリバリスポーツタイプです。
(アルファベット4文字だけで言われてもよくわからないと思うので、ぜひ一度MBTI診断を受けてみてください)
この結果に、2人でお腹を抱えて笑いました。私たちは3年半ともに働き、話し合いを繰り返し、仕事が終わってからも職場近くの居酒屋などで熱い議論を交わしていました。宿泊客やスタッフのことで悩みは絶えなかったけれど、すぐに共有し、解決策を見つけ出していました。
仕事の話だけをしていただけでなく、USJ、琵琶湖、淡路島など色々な場所へ遊びにも行きました。“職場の同僚”という枠組みを超えて“仲間”になっていました。
当時の私たちを知る人で、私とミカさんが仲良しと言う人はいても仲が悪かったという人はおそらく誰もいないと思います。
私たちはお互いに見ているポイントが違う事を理解した上で、時には衝突こそすれ傷つけあうことはなく、互いの持つ視点を共有しようと努力を惜しまなかったのですね。
確かに真逆ではありましたが、パズルのピースがバチっとはまるように、私たちはお互いの見えない部分を補い合えていました。
この経験を経て、自分の両親もパズルの凸凹なのかも?、とより強く思うようになりました。
人間関係は相互補完的である
結論。わたしたちは基本的に「わかりあえない」!この大原則を持って、人に過度に期待しない。
見えてるものが違う。だからこそ、何が見えているかを教え合う必要があります。
一人でできることには限りがあるけれど、何人もいるのなら、カバーし合うことで最強になれるのです。
自分には見えているけれど相手には見えていない部分に苛立つのではなく、自分には見えないけれど相手には見えていて、その部分をフォローしてくれていることに感謝示したほうがよほど良いと思いませんか。チームメンバーの長所と短所を理解すれば、向かうところ敵なしの組織になることができます。そういう組織を、私も作りたいなぁ…(組織に向かない一匹狼ですが何か)