入院がちだった私が病気をして知った一番大切なこと
こんにちは、アヤです。
突然ですが、皆さんが生きていく上で一番大切にされていることは何ですか?
私は間違いなく「健康」です。
心身のコンディションが良くないと、自分のやりたいことが何もできなくなってしまうからです。どこかへ旅行へ行きたいと思っても、やはり健康でないと実現できないのです。
実は先週10月11日から腰を悪くした母が入院しました。脊柱管狭窄症の手術を受け、今はリハビリ中です。
これまで健康一番で数十年仕事に邁進してきた母の入院を機に、健康について考えることがさらに増えました。
私の近況と言えば、先月9月から和歌山県で戸建ての一軒家を借りることになりました。
ところが母親の入院手術等もありまして、今は大阪府堺市の実家に一時的に帰ってきています。誰かがいるという安心感すごい。暖かいご飯が出てくるまじで実家ありがたすぎる…
父と実家の家事・動植物のお世話を分担しつつ、自室に積みあがった本をメルカリに売ったりして過ごしています。メルカリで買い物したことはあるけど出品したのは今回が初めて。今のところ49冊出品したうちの5冊売れて、収益は1,200円ぐらい。
メルカリに出品するものを物色している時に見つけた自分の闘病記録が面白かったので、片付けの手を止めて読み込んでしまいました。今日はそのことを書こうと思います。
私の入院歴
まず私の入院歴についてお話します。
私は小脳動静脈瘤奇形という病気で、14歳の時と22歳の時に2回、計3回入院したことがあります。
29歳になった今でも半年に一度は通院し、MRI画像診断を受けています。日常生活に何ら支障はなく薬も飲んでいませんし、今なんて病院から遠い山村に住んでいますからね。
小脳動静脈瘤奇形とはどんな病気か簡単に言うと、小脳の中の2種類の血管:動脈(心臓から送り出された血液が流れる血管)と静脈(心臓へ戻る血液が流れる血管)が絡まって形成されたコブから出血するという病気です。
9時間にわたる開頭手術を受けて術後は40度近い高熱が3日ほど続きましたが、入院生活自体は悪いものではありませんでした。
病棟のスタッフさんや同室の入院患者さん達にとても可愛がってもらった記憶があります。
脳外科病棟に入院しているのは高齢の方が多く、若い患者はほとんどいなかったこともあるでしょう。
日記を書いていた
入院中は本当にやることがありませんでした。
病院外はおろか階下に降りることすら許されず、運動と言えば病室と談話室を行き来するだけ。いつも8階の病室から見える学校の校舎を眺めてはため息をついていました。昼休みに楽しそうに遊ぶ児童がうらやましかった。
時間を持て余した私は毎日日記をつけていたんですね。
私が今回見つけたこの土佐学問帳、中身は22歳の入院時に書いていた日記。14歳の時の日記もどこかにあるはずと思って今探しています。
入院してすぐの時はキレイだった字が手術の直後は、右手の甲に点滴の針が入っているから字がガタガタだったり。当時の記憶がよみがえってきますねー。
当たり前が当たり前でない
入院していた時は本当に不自由でした。
本を読んだり日記を書いたりしても時間だけは有り余る程ありました。天井を見つめては5分おきに手元の時計を見ていたこともありました。
手術直後なんて両腕と首と頭、MAX時は体の4カ所に管が刺さっていたこともあります。当然身動きは取れません。お風呂も15日間入れなかったんですよ。
行きたいところに行ける、したいことができるって素晴らしい。何事にも替え難い!
「そんなの当たり前じゃないか」と皆さんは思うかもしれないけれど。
私は疲れた時、今この現状がいかに幸せかを思い出すようにしています。
今の私は、かつての自分が渇望していた「自由」を手にしている、と。
「健康であること」は、「自由」を最大化する前提条件です。
生きていたら、多少無理して頑張らないといけないシーンも時には出てくると思う。
でも、疲れて身動き取れなくなってしまったら元も子もないんじゃないかなー。
どうか無理しすぎないでくださいね^^